世界を繋ぐパステルアーティスト100人展

ごあいさつ

パステル画は、美術史上最古の絵画技法とされるギリシャ時代の「蠟画(ろうが)」とも呼ばれる「エンカウスティーク」だという説があります。しかし、15世紀にパステルの作り方を示したレオナルド・ダ・ヴィンチの手稿があったことから、その頃を起源とする説が有力です。本格的に流行したのは18世紀中頃から19世紀にかけて。その後エドガー・ドガやオディロン・ルドンという代表的な作家が登場し、日本では大正時代に海外に渡り西洋画を学んだ作家がパステルの魅力に魅せられ、昭和の世にパステルの国産化を実現し入門書を出版、講習会や展覧会を開くなど日本での普及に貢献してくれ、今ではまた日本からその技法が世界へと拡がりをみせています。これまで人の繋がりがパステルという画材の魅力を繋いできてくれたように、私たちもこの度アジア美術館交流ギャラリーでの大規模展示会を機に互いの理解が深まり、よりよき未来の世界平和へ繋がることを願い企画致しました。

世界を繋ぐパステルアーティスト100人展
  実行委員会代表 麻生君枝
犬井由紀子

目的

1.【パステル画の普及】
パステルアートは年齢性別を問わず誰にでも描ける不思議な癒やしのアートです。その美しさと楽しさの魅力を拡め、新たな世界の扉を開ける機会を提供します。
2.【日本とアジアの文化国際交流】
パステルアートはすでにアジアの一部で人気を誇っています。オンラインの普及により互いの交流は密になってきましたが、リアルで多くのパステル作品が一堂に並ぶ初の試みです。

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